ワインの楽しみ方
ここでは、料理との相性を考えたワインの注文方法やティスティングの方法などを学べます。
ワインの頼み方

まず、ワインを飲む順番として下記のようなものが一般的とされています。
1.白ワイン→赤ワイン
2.辛口ワイン→甘口ワイン
3.軽いワイン→重いワイン
4.若いワイン→古いワイン
5.並質ワイン→上質ワイン
(例*赤ワイン→貴腐ワインなど甘口)
では、どの料理に合わせてワインを注文すればいいのでしょうか?
基本編と応用編に分けてご紹介します。
【基本編】
●ソースの色とワインの色を合わせる。
・デミグラスソースと赤ワイン
・ホワイトソースと白ワイン
●素材の色とワインの色を合わせる
・赤身の肉に赤ワイン
・白身の魚に白ワイン
●地方を合わせる
・トマトソースがふんだんに使われるトスカーナ料理に、トスカーナのワインを合わせる。
料理とワインは一心同体で発展してきた文化とも言える。
例:トマトソース・パスタにサンジョヴェーゼ・トスカーノ。
【応用編】
1.ワインの構成要素と食事の構成要素を考えてワインを合わせる。
⇒ワインの構成:水85%、アルコール12~13%、残糖(甘さ)、酸、タンニン(赤ワイン)、香り。
⇒食事の構成:塩味、甘味、酸味、苦味、辛味、油、スパイス、ハーブなど。
この構成要素を加味して、ワインと食事を以下の例のように合わせると合わせやすい。
■香りの強さをあわせる
香りが強い料理には香りの強いワインを合わせる。
香りが弱いワインをスパイシーな料理に合わせると、ワインの繊細な香りがかき消されてしまう。
反対に、パワフルな香りのワインを繊細な料理に合わせると、ワインが主張しすぎる。
例:タイムやローズマリーのようなハーブをふんだんに使用する料理には、香りの強いソーヴィニオン・ブランのワイン。
■油で調理された食材には、酸味のあるワイン
ワインの酸が、口の中の油を洗い流してくれる。私たちの体の中の、胃酸と同じような働き。
■卵料理には白ワインを合わせる。赤ワインにはタンニン(渋み)が入っている。
タンニンは卵の黄身と相性が悪く、口の中で不快な粘り気を出す恐れがある。
■コクのあるクリーミーなソース(マヨネーズなど)には、乳酸発酵させたまろやかなボディのある白ワインを。
コク=ボディ。例:マヨネーズとボルドーのコクのある白ワイン、カリフォルニアの白ワインなど。
注意!マヨネーズは卵黄が含まれているので、赤ワインとは合わない!
■辛い食事には、甘いワインを合わせる。口の中で、味を調和させる働きがある。
カレーライスに添えられている福神漬けのような役割。例:カレーソースを使った料理と、ピーロートブルーなど。
注意!酸味の多いワインは、辛味を強調してしまうので、合わせないほうが良い。
スパークリングの泡も、舌を刺激し、辛味を助長させるので合わせないほうが良い。
テイスティングの方法

1.色
白色を背景にグラスを傾け、グラスの縁のワインの色を見ることで、テイスターは最初の情報を得ます。
ワインはクリア(澄んでいる)ですか?赤ワインの場合、色は赤色がかった紫色(若いワイン)か、又は熟成により煉瓦色になってきていますか?素晴らしいワインは、驚く程濃い色と、同時にフレッシュな色を保持します。白ワインの場合は、大変明るく、若々しい緑色の色調がありますか?または黄金色がかっていますか?

2.ブケ
ワインに関するほとんど全ての情報は、そのアロマで明らかにされます。テイスターは深く息を吸い込みます。最初の印象が、最も多くの情報を伝えます。
香りに何か“おかしい点”や“欠陥”はありますか?フレッシュな葡萄の香りがしますか、それとも樽や瓶内での熟成による複雑なブケがありますか?葡萄品種は明らかですか?(例:リースリング、ピノ、ミュスカ、カベルネ)

3.味わい
口の中に入れた時の味わいは、ノーズで得られた情報を確かにします。テイスターは、程よく口中を満たす量(少量すぎない)のワインを口に入れ、口の中の全ての部分に行くように回します。ワインのボディはここでインパクトを感じさせます。
ワインは濃厚でコクがある、又は“シャープ”で“薄い”ですか?若い赤ワインがそうである様に、タンニンによる荒さがありますか?柔らかく、“単調”ですか、あるいは酸味がありきれいにバランスが取れていますか?

4.風味
口中にワインを含みながら、テイスターは唇の隙間からゆっくりと空気を吸います。口の中の体温がワインを蒸発させるのを助けます。蒸気が口蓋から鼻腔の奥へと立ち上り、味わいのより明確な印象が、口の奥で表現されます。ワインを飲み込んだ(又は吐き出した)後、風味の持続は短いですか、余韻が長く残りますか?
