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−葡萄畑とワイナリーの12ヶ月−

1月
剪定:伝統的に剪定は1月22日聖ビンセントの日に開始されていました。今日では12月に開始されます。積雪がない場合は、しばしば地面が凍っていることがあります。葡萄の樹は気温が約−18℃(華氏−0.4度)まで下がっても、生き延びるとされています。

新しいワインの樽は、一番上までワインを満たしておかなければならず、樽口は二酸化硫黄の溶液で一日おきに拭く必要があります。乾燥した晴れの日に、より古いワインの瓶詰めが行なわれます。そして御客様のもとへ出荷する為、ラベルが貼られ、箱詰めされます。

2月
剪定作業終了。接ぎ木する為、切り枝をとっておく。台木に接ぎ木し、屋内の砂地にそれらを埋める。次のシーズンに外で使用する機械の準備をする。
澱引き。新月が出て、北風が吹く晴れた日(高気圧の日といえる)、ワインを澄ませる為(清澄)、新しいワインをクリーンな樽に移し、澱引きを始める。樽からのワインを均等にする為、タンクに新しいワインを集める。
3月
畑に鋤を入れる。月の中頃に葡萄の樹が目覚める。樹液が上がり始め、芽の上の茶色いサヤが落ちる。剪定を終了する。土壌の最初の作業は、地中深くまで掘り起こし、根元周辺を空気にさらすことである。
月末前に最初の澱引きを終了する。葡萄の樹とワインの何らかの不思議な共鳴効果により、樹液が上がった頃第二次醗酵が始まるとされている。樽をワインで満たしておく。瓶詰めを終了する。
4月
鋤入れを終了する。葡萄畑を片付け、残った切枝を燃やし、腐った支柱があれば取り替える。ナーサリーから一年目の挿し木を取り、植える。霜が頻発し、(生産者にとっては悪夢である)雹が降る可能性がある為、遅い時期の生長を祈る。
樽をワインで満たす作業を続ける。樽の中には、決して空間となるスペースがあってはならない。毎年約5%のワインが、樽から蒸発し、これは“天使の分け前”と呼ばれる。
5月
霜害の危険が最も高い時期。晴れの夜は畑でストーブを焚く必要がある場合もあり、その時は寝ずの番で燃料の補給をする。除草の為、二回目の鋤入れの作業を行なう。ウドン粉病やべと病を予防する為、スプレーの散布を行なう。樹液が上がるのを促進する為、10日ごとに全ての吸枝を除去する。
御客様にご案内を送付する。
開花間近の5月末にかけて、二回目の澱引きを開始し、ワインをクリーンな樽に移す。
6月
葡萄の樹は、気温が18〜20℃(65−68°F)に達する6月初旬に開花する。天候が大変重要となる。:より暖かく、より穏やかである方が良い。開花の後、シュート(若枝)を間引き、最も良い枝を結び付ける。ウドン粉病予防のスプレーを散布する。
新しいワインの二度目の澱引きを終了し、全ての古いワインの澱引きをする。暖かい気温により、蒸発は自然に促進される。:樽板の間から液漏れしていないか全ての樽をチェックする。
7月
樹に“ボルドー液”を定期的にスプレーする。除草の為に3回目の鋤入れの作業を行なう。長いシュート(若枝)を除去し、樹が結実の為に力を注げるようにする。
暑い天候下での輸送は行なわない。
熱波の中セラーを涼しく保つことに全力を注ぐ。葡萄の生長は減速する。;時間があいた時は、ボトリングを再開する。
8月
常に葡萄畑の除草を行ない、樹を整枝しておく。黒葡萄は色付き始める。:醸造に必要とされる道具の全般的なメンテナンスと準備を行なう。
仕込みに使うタンクと樽を調べ、きれいにする。
9月
収穫。子供や鳥が葡萄畑に入らないようにする。樹は常に整枝しておき、晴天を祈る。3週目頃に葡萄が熟す。;収穫を開始する。家族を総動員する。
収穫前にワインが造られるセラーを洗浄する。圧搾機などの全ての金属製の部品にさび止めのニスを塗る。発酵タンクを水で満たし、木を膨張させ、隙間を完全に無くす。
10月
ワイン醸造を継続する。(約2週間。)終了したら、葡萄畑に堆肥(圧搾した葡萄の果皮が良い)と肥料をまく。次の栽培の為に、地中深くまで鋤を入れる。
新ワインは発酵している。1年もののワインには最後の澱引きを行い、しっかりと樽の栓を閉め、栓が側面にくる様に、4分の1回転させる。樽を2年目のセラーへ移動し新しいワインの為に場所を空ける。
11月
樹の長いシュートを除去し、燃料にする為集めておく。堆肥の散布を終了する。畑に鋤を入れ、霜から守る為、樹の根元を覆う様に土を盛る。
瓶詰めをする。澱引きと“清澄”(泡立てた卵の白身の添加すると、全ての固形物を吸着しながら樽の底まで沈み、ワインを澄ませる。)を行い、ワインは瓶詰めされる。リッチで熟したヴィンテージは、新しいワインをこの時点で澱引きし、そうでない時は、更に一ヶ月間澱と一緒にしておく。
12月
雨により斜面の土壌が流された場合は、元に戻し、葡萄畑全体に撒く必要がある。樹の剪定は、クリスマス前の通常12月15日頃に開始することもできる。
樽は頻繁にワインで満たさなければならない。発酵が正しく最後まで行われるかを見る為、セラーの温度は保たれなければならない。更により古いワインの瓶詰めを行なう。古くからの友人と共に新しいワインの試飲を始める。
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